家族とも会話する大切さ

世の中に病院は多くありますが、それぞれの病院で患者への対応の仕方は違ってくるかもしれません。忙しい病院もあれば、落ち着いている病院もあり、その中で患者とも真摯に向き合っていかなければなりません。看護師は患者の肉体および精神に関してしっかりとケアをしなければなりませんが、忙しい病院ともなってくると、患者自身のケアは出来ていても患者の家族まではなかなかケアできないということが起こってきます。しかし、患者とより密接な関係になるためには、患者の家族ともしっかり対話をし、コミュニケーションを密にしなければなりません。

良い看護師というのは、患者だけでなくその家族ともよくコミュニケーションをとるものです。病気になって戦っているのはもちろん患者本人なのかもしれませんが、患者の家族も本人と一緒に闘っています。そこで家族の精神的なケアを怠ってしまうと、家族に一種の疎外感を与えてしまうことにもなりかねません。そうなると、あるいは誤解が生まれ、あるいは軋轢が生じ、もしその時に図らずも患者本人の体調が悪化してしまうといったような事態が起こってしまうと、看護師や病院側と家族との間にも禍根を残すことになってしまうでしょう。そんなことにならないためにも、まず患者の家族との間に信頼関係を築くことを怠ってはならないのです。病気を治すためには家族の力は欠かせないものであり、良い看護師は家族としっかり協力関係を構築して、患者に向き合うものなのです。